2008年3月29日、我が家にノーフォークテリアの子犬がやってきました。ドッグショーでそれまで知らなかったノーフォークテリアを見つけて一目惚れ。これから彼との長い付き合いが始まります。
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ペットの海外旅行手続き
2010年09月05日 (日) | 編集 |
世界で、台湾、アイスランド、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、英国(グレート・ブリテン及び北アイルランド)、 オーストラリア、ニュージーランド、 フィジー諸島、ハワイ、グアムの11カ国だけ。

この国々の共通点、なんだかわかりますか?



P1010349s.jpg


この11カ国は、狂犬病の発生がない国(地域)として現在日本の農林水産大臣が指定する地域です。

海外からペットを日本へ輸出する場合、この指定国に入っているかいないか、で手続きがかなり変わってきます。

それにしてもこの日本の輸入許可を得るための手続き、慣れないものにとっては大変な作業、今回のアルフの日本行き、聞く人もいないのですべて農林水産省のホームページだけが頼りです。それでも現地側輸出についてはここには書かれていないので、オーストリー政府に確認、英語も通じずドイツ語ホームページを訳がわからないながらチェックしたりそれはもう大変な労力です。


イギリスからオーストリーに移住したときには、事前の健康診断と狂犬病予防接種でほぼ終わり、アルフのEUパスポートもあるし、割と簡単にいったけど日本への輸出はその比ではありません。

しかしこれは何とか遣り上げないと、アルフだけが日本入国が許可されず路上の犬になる可能性さえある重要事項なのです。


1.指定地域に入っていない場合は、

(1)現地での2回以上の狂犬病の予防接種

(2)狂犬病ウィルスに対する血清中和抗体価の採血検査と合格通知

(3)抗体保有前の輸出前180日の待機

という手続きが必要です。

ちなみに指定地域からの輸出には180日以上その地域で生活しており、狂犬病の疑いがない、というだけで良い、というのが大きな違いです。


2.上のほかにも輸出前の必要準備として、

(1) マイクロチップの装着

(2) 農林水産省への事前届出書の提出(日本到着の40日前まで)
    これは1の(1)、(2)が無ければ受け付け不可。

(3) 農林水産省から届出受理書受領
    受理してもらうまでの書類整備はいかに大変なことか・・・

(4) 出国前の臨床検査(できるだけフライト2日以内)

(5) 輸出国政府機関の証明書の取得
    -(3)の農林水産省から受理書がないとここに進めません。

(6) 輸送航空会社とペット輸送可能便の調整

(7)輸入日が現地待機180日に満たない場合は、日本側係留施設の予約と別途契約(期間、金額、係留部屋タイプ、その間の餌等)


3.その他に推奨される処置として

(1) 3種混合予防注射(日本到着90日前までに)

(2) 寄生虫の駆除(フライトの4日以内に)

(3) 輸送ケージ準備

(4) 日本国内の検疫所に到着予定の連絡(到着4日前から前日までに)

(5) 輸送、係留に適する健康状態のフライト直前検査

アルフが最終的に成田到着後8日間の検疫所の係留もロンドンから日本に帰っていれば無かったことだけど、今回は指定国外のオーストリーからの輸出。狂犬病抗体検査採血日から180日間は日本入国の許可が下りません。


元々3月から4月頃の帰国を予定していたことと、ペットの日本への輸出は大変ということは以前から聞いていたので1月末ごろアルフの日本の輸出について農林水産省のホームページをチェック。そのとき初めて指定地域以外は狂犬病の予防注射や抗体検査等で7ヶ月以上前からの準備が必要ということが書かれていることを知りました。


狂犬病の予防注射は2回しているけど、1回目は生後90日以内なので無効、2月1日に3回目の狂犬病予防接種と抗体検査採血に走りました。

検査の結果がきたのはそれから約ひと月後、わずかに合格抗体価に達せず再度採血が必要とのこと。
この時点でたまたま都合で家族の帰国を半年延期していたので、ここで合格が出ていると8月はじめには180日経過、問題なく家族と一緒に帰れる、というストーリー。しかしそれがもろくも崩れてしまったのでした。


結果3月3日抗体価をあげる注射とともに再採血、その後4月5日付けで農林水産省指定のドイツのオフィシャル検査機関から合格の連絡が来たのでした。これで3月3日から数えて180日は8月30日なので8月31日解放、それに満たない場合はオーストリーで待機か日本の係留施設で係留というわけです。


上の状態で3月末に帰国という場合は、アルフは180日が経過する8月末まで5ヶ月以上家族と離れ隔離係留施設で係留ということになります。係留施設は小型犬の場合1日3,000円なので、ひと月9万円強の5ヶ月強で約50万円弱の支払いをするはめになるところでした。


海外在住でペットを飼い、いつか日本へ連れて帰る可能性のある方々、この準備は常に必要ということを肝に銘じましょう。

また、日本からペットを海外旅行に連れて行きたい方々、短期間旅行の場合はそんなに難しいことはなさそうですが、必ず農林水産省のHPを事前に熟読して周到な準備をされますように。


それにしても、農林水産省にすべての書類を事前にPDFで送り確認、すべてパスするまでの手続きのなんと多いこと。過去受けた混合ワクチンのメーカーや何の混合か内容も明らかにしないといけなかったり、血清検査があったり、最後申請受理書がもらえるまでそれはそれは大変な工数です。



こちらからのペット輸送は日系航空会社は使えなかったので現地航空会社との特別なやり取りがあったりして、最後の現地政府機関で、アルフの状態チェック、書類のチェックのうえ輸出許可印をもらったときには大仕事をやり遂げた感慨があります。


これだけややこしく手のかかることも一度最初から最後までやりとげるとそれまで苦労しただけに次回はもっと要領よくやれる気がします。この手続きは間違いなくペット輸出入の代行業として成り立つと思うので、この先この道のコンサルティング業も開けるかなって気にもなってしまうほどです。


その筋の相談があるときは、いつでも相談に乗りましょう・・・とかいって、まだまだ奥は深いでしょうけどね。

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今回も読んでくれてありがとう。今回は自分の記憶の新しいうちに、ということでアカデミック(?)な内容でした。ためになった人もならない人もまたクリックリっとクリックお願いしまーす。
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引っ越しました。
2009年07月17日 (金) | 編集 |
ブログ長らくお休みしてます。前回の書き込みからもうかれこれ3ヶ月、その間訪問してくださった方、ありがとう。そしてアップデートもなく無駄に時間を使わせてしまってごめんなさい。

さて、3ヶ月何してたかって言うと、いつもの仕事と引越し、イギリスはロンドンからオーストリーのウィーンに居を移しました。4月中旬に移転してからようやく少し落ち着いてきたかなっていうところです。

アルフは?といえば、6月下旬、家族と一緒にロンドンをあとにし、初めての空の旅、パスポート初使いです。飛行機の中では、クレートに入れて手荷物扱い、パスポートコントロールではアルフの存在に気づかれないのでパスポートも見せず、到着後もシェンゲン条約の国同士なのでパスポートコントロールなし、ということでせっかくのアルフのパスポートの活躍の場はなく終わってしまいました。

飛行機初乗り、もっと言えば犬の輸出なので、健康証明を取ったり、何らかの注射をしたりしたのに、EU内の移動はきわめて簡単でした。

ではこの続きはまた次回に。





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